ザ・チョイス読了
正月の帰省時に読むべくして準備した本でしたが、長い間手が出ず、やっと読み終わりました。
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,岸良裕司,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/11/08
- メディア: 単行本
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Amazonの書評ではわかりにくいとか、目新しい情報がないとか書かれていますが、読んでみるとそういう感想が出てくるのも分かります。
この本はたぶん、今までのゴールドラット本のシリーズのように、DBRとかCCPMとかTOCの特定分野の具体的な活用法を示すものではなく、様々な場面でTOCに取り組む場合の心構えを説いたもののように思われます。
それは最終章で「フリーダム・オフ・チョイス」という言葉で集約されます。つまり、自分の置かれている不幸な状況を恨みながらそれをあきらめたり妥協したりしながら生きていくのか、それとも必ず問題には解決策があると信じて改善法を模索する道を歩むのか(もちろんTOCを活用して)、選ぶのは自分自身だというゴールドラット博士からの強いメッセージが込められているように思いました。
TOCの基本的なことは知っていてもなかなか活用する状況に持ち込めない自分としては、考えさせられるものがあります。要点をEvernoteにメモして、時々見直してみたいと思います。