maneo再び

以前、サービス開始時にかなり厳しい感想を書いたソーシャルレンディングサービスmaneoですが、今日CNETさんで以下のような記事を発見。

  ソーシャルレンディングのmaneo、貸し倒れ時の保証を付けた新プランを提供 - CNET Japan

貸し倒れ保証ですか。やはり貸し手側のリスクが高すぎて利用者が増えなかったのでしょうか。

しかし、今回の貸し倒れ保証版も、記事をざっと読んだ感じでは微妙です。

レンダーはボロワー1人に対して最大50万円までの貸し付けが可能。元本の残高に対して年1.5%の収益を得られる。一方maneoはオークション成立時にレンダーから貸出額の0.25%を実行手数料、毎月の返済時に元本残高に対して年1.5%の手数料を取得する。

貸し手の収益が元本残高に対して年1.5%で、毎月返済時に元本残高に対して年1.5%の手数料を取られたら収益が吹っ飛ぶどころか、最初の実行手数料0.25%の分だけ損が出るのでは???

そんな馬鹿な話は無いでしょうから、毎月返済時の年1.5%の手数料というのは貸し手以外からとるのかな?そうだとしても、残高に対して収益1.5%ということは平均するとその半分くらいでしょうから、1年で返済完了とすると、年率0.75%で最初の実行手数料0.25%を差し引くと、年利0.5%くらい?

うーん、金利の下がっている昨今でも、ネット銀行の定期探せばもう少し金利高いのがありそうですねぇ。何か、根本的に考え違いをしているのでしょうか?

しかし、リスク全部貸し手にぶん投げてハイリスク・ハイリターンか、ガチガチに保証つけて利益がでてもすずめの涙か、究極の選択というのではなくて、もうすこし貸し手に魅力のある中庸の道はできないもんでしょうか。