Evernote Webクライアントでの日本語検索

とても良くできているEvernoteですが、最大の弱点は日本語による検索が弱いことです。ところがこちらのEvernoteの日本語検索という記事を見てみると、WindowsクライアントとWebクライアントでは日本語検索の挙動が異なるようです。

今までWebクライアントはほとんど使っていなかったため、この記事を参考にしながらWebクライアントでの日本語検索の挙動を確認してみました。

まず、今現在のうちのWindowsクライアントで「経済危機」という単語を検索してみると、ヒット件数0件でした。これに対して、Webクライアントで同じ単語を検索してみると、7件ヒットしました。やはりWebクライアントのほうがヒット率が高いようです。

ちゃんと検索した単語が含まれているかWebクライアント上の表示で確認してみたところ、7件中6件は確かに「経済危機」という単語が含まれていました。しかし1件だけ、オバマ米大統領、就任演説の記事を取り込んだデータには、「経済危機」は含まれておらず、替わりに「経済」と「危機」が各々含まれていました。

これは先の記事で

●全角文字が2文字以上続くと、1文字ずつの「And検索」

例:「山田」は「山 and 田」検索

と記載されていることと一致します。また、合わせて

●単語検索はキーワードをダブルクオーテーションで囲む

例:「"山田"」で「山田」がヒット

とも書かれています。そこで、Webクライアント上で「"経済危機"」とダブルクオーテーションで囲んで検索すると、オバマ大統領の記事はヒットしなくなるかと予想しましたが、この記事はやはりヒットしました。少なくともこのデータでは、挙動が記述と若干異なるようです。

このようにまだ少し不明な点がありますので、「この単語を含むノートはこれだけ」というような厳密な判定は難しそうですが、必要なノートを探すという用途では、Webクライアントの日本語検索は十分使い物になりそうです。

私は今のところ、Windowsクライアント主体でWebクライアントはあまり使っていませんが、全文検索をしたい場合にはWebクライアントを活用したいと思います。よい情報をありがとうございました。