tx2505 RAMディスクの使い道

先日、tx2505にメモリ4GBを増設し、OS管理外メモリを1GBのRAMディスクにしたという話を書きましたが、RAMディスクの使い道がだいたい決まりました。

まず半分の500MBはReadyBoostに割り当てました。再起動するとReadyBoostが停止してしまいますが、設定しなおせば復活します。tx2505の場合、再起動はそれほどしませんので、大きな支障はありません。

ReadyBoostの替わりにスワップファイルを置くというのも考え、実際に動作することも確認しました。この場合は再起動してもスワップファイルが有効のままで使い勝手もよかったのですが、メモリを大量に使用するプログラムを起動するとシステムが不安定になる傾向があり、使用断念しました。

残りの500MBは一時ファイル領域にしてブラウザのキャッシュなどを起きました。これが思いの外快適で、IEFireFoxが今までとは比べ物にならないくらい軽快に動きます。

ただし、RAMディスクなので再起動すると当然キャッシュが消えるという問題があります。そこでVISTA標準のコマンドrobocopyコマンドで定期的にバックアップを取ることにしました。

今回調べてわかったのですが、robocopyコマンドラインで実行するだけではなく、常駐して更新があるたびに同期処理を動かすこともできるんですね。

たとえば、

  robocopy T:\temp C:\RamDiskSave /MON:1 /MOT:1

というオプションでrobocopyを実行すると、1分毎にT:\tempの更新を確認し、1回以上の更新があるとC:\RamDiskSaveへの同期処理が実行されます。詳細は"robocopy /?"で出てくるヘルプなどを参照してください。

これを常時実行しておいて、再起動時には逆方向で同期させれば、キャッシュも消えずにブラウザを使い続けられます。この再起動時の同期は、同期先のRAMディスクの内容が消えているので、かなり時間がかかるのがたまに瑕ですが。

以上、多少手間もかかりますが、メモリ増設+RAMディスク化してブラウザキャッシュを置くのは、コストパフォーマンスが高く、かなりお勧めです。