Android LiveCDを試す

こちらの記事を見て面白そうだったので、Android LiveCDというのを試してみました。

 http://journal.mycom.co.jp/news/2009/07/15/095/index.html

CDを焼くのが面倒だったので、VMソフト上で起動することにします。VMWareVirtualPCは今まで何度か使ったことがあるのですが、上記の記事中で出てきたVirtualBoxというのは今まで使ったことがなかったため、これを試してみることにしました。

VirtualBoxは以下のサンのサイトからダウンロードできます。

 日本オラクル | Integrated Cloud Applications and Platform Services

インストーラーをダウンロード後、その指示にしたがってインストールするだけで、VirtualBoxの導入はすんなり終了しました。

ひきつづき、Android LiveCDの起動です。上記のサイトに書いてある以下のLive Androidのサイトから、isoファイルをダウンロードします。

 Google Code Archive - Long-term storage for Google Code Project Hosting.

ファイルはliveandroidv0.2.iso.001とliveandroidv0.2.iso.002の2つに分割されていますので、両方ダウンロードします。2つのファイルの結合はHJSplitというツールを使うようですが、readmeを読むと以下のDOSコマンドでもできるようなので、そちらで済ませました。

 COPY /B liveandroidv0.2.iso.001 +liveandroidv0.2.iso.002 liveandroidv0.2.iso

isoファイルができましたら、VirtualBoxで新しい仮想マシンを作成し、CDにそのisoファイルを割り当てて起動します。これだけであっさりAndroidが起動しました。

携帯上での動作を想定しているだけあって、動作はVM上でも非常に軽快です。設定でLocaleにJapaneseを選択すると、日本語も表示できるようです。Live CDなので、設定などが保存されないのがやや残念ですが。

キーはカーソルキーでフォーカス移動、Enterキーで選択、Escキーで前画面に戻る、など。マウスも使えますが、マウスカーソルが薄いグレーなので、背景が暗い画面ではやや見難いです。左リックリック長押しでポップアップメニューが開くようです。

ネットにもつながるようで、ブラウザを起動してGoogle検索などもできました。メールなどはまだ試していません。

入っているアプリが少ないので実用的なことはあまりできませんが、予想よりもかなり良くできている印象です。Andoroidが本格的に携帯以外でも普及を始めれば、ネットブックなども元々はネットアクセス主体という前提で機能を絞り込んで作られたものなので、無理やりフルセットの重いOSを乗せるよりもこちらの方が相性がいいような気がします。

今のところ、まだいきなりAndroid携帯などを買う気にはなりませんが、Live USBにも対応しているようなので、機会があればVMではなくてEeePCなどで直接起動してもう少し試してみたいと思います。