iMandalArt試行中

iPhoneでまたiMandalArtというアプリを購入してしまいました。1500円というお値段もさることながら、レビューが絶賛する記述と、使い方が良くわからないという記述に2分されているという、なかなかユニークなアプリです。

自分で使ってみた感覚としては、マインドマップの論理展開・発展性と、普通のメモ機能の手軽さを、程よく機能を見切りながらマージさせた思考支援ツール、という感じです。

具体的には、画面を3×3のマス目に分割し、中心のマスに主題を、その周囲のマスに関連することを記述していきます(これがマンダラ)。周囲のマスは更にその内側にマンダラを格納することができ、マスを押すとその中の下位のマンダラを展開、展開したマンダラの中心のマスを押すと一つ上位のマンダラに戻る、という感じで情報を再帰的なマンダラで定義できます。

iPhoneではマインドマップ用のアプリもいくつか提供されていますが、iPhoneの限られた画面の中では、潔く表示を3×3のマス目にそぎ落としたiMandalArtの方が手軽に使える感じがします。

とはいうものの、レビューで使い方がわからないという意見がかなりあるように、最初はとっつきにくいツールです。ツール内のヘルプ的な記述も抽象的な表現が多く、厳密な機能は他のネット上などの情報を集めるか、自分で触って探っていくしかありません。

自分でもまだ本質的な使い方は十分には捕らえられていないような気がしますが、現在までで把握したiMandalArtのデータ構造をFreeMindでまとめてみました。

使い始めてまず戸惑うのが、初期画面上にある4つのアイコン GET・MANDA・LA・ARTの意味です。ARTがヘルプ的な位置づけであるのは中を見ればすぐに分かりますが、他の3つはちょっと見ただけでは使い方が分かりません。

自分としては、図中にも描いていますように、

  • GET :マンダラ実体の作成・保存場所
  • MANDA:作成したマンダラを整理・参照する場所
  • LA :編集中のマンダラへのショートカット

と捉えました。

基本的な流れとしては、まずマンダラのお題をGETに貯めていき、LAにそれを登録してマンダラに展開。ひと段落したらそれをMANDAの適当な場所に登録して全マンダラを俯瞰してみる、というような感じになるかと思っています。

まあ、このあたりの使い方は非常に自由なツールのようで、GETのカテゴリ分けだけで事足りる人、MANDAの最初の定義は嫌で自由に使いたい人など、色々いると思われますが、そういう使い方も許されるツールだと思います。

いずれにしても使い込むと非常に深いツールのようなので、また随時書いていきたいと思います。