USBハードディスクを共有できない場合の対策

NASをLinkStaion miniに変えて以来、放置していた古いNAS(フォーマット中に電源を切ってしまったため起動不能)ですが、修理に出すのも元が取れそうにないので廃棄することにしました。

しかし、起動不能とはいえHDDの中にはデータがある程度残っている可能性があるので、そのまま捨てるのはためらわれます。そこで、安いUSB接続のHDDケースを買ってきて、外付けディスクとして再生利用することにしました。

ちょうど職場のPCのHDD容量が不足してバックアップを取るのに難儀していたので、それに使うことにします。職場にはPCが2台あって、その1台に接続しました。

当然、直接つないだPCからは問題なくHDDとして認識されるのですが、それをWindowsの共有領域として公開して、もう1台のPCからアクセスしようとしたところで問題が起きました。

「このコマンドを処理するのに必要な記憶域をサーバーに確保できません」というようなメッセージが出てアクセスできないのです。共有設定は間違えていないはずだが、と思いながらネットを調べてみると、色々情報が出てきました。

例えば、こちらなど。レジストリ内に「IRPStackSize」という値を定義して調整すればうまくいく、という話のようですが、問題はこの設定を共有領域を公開する側と参照する側、どちらで行えばよいのかが、どこの情報をみてもはっきりしないこと。

結局、両方のレジストリでこの値を定義して少しずつ増やしながら試してみることになりました。結論としては、「IRPStackSize」を定義する必要があるのは共有領域を「公開する側」のようです。

Windowsで結構ある問題のようなので、一応メモ書きとして公開してみました。