NTBackupの遅延書き込みデータの紛失エラー 解決

仕事先のとあるWindowsサーバーで、NTBackupによって別のWindowsサーバーの共有フォルダにデータのバックアップを行っているのですが、受け側のサーバーで頻繁に遅延書き込みデータの紛失エラーが発生して困っていました。OSはいずれもWindows Server 2003です。

ネットで調べてみると、ディスクやメモリなどのハード障害の可能性もあるようですが、他のタスクでは同じディスクを使っても全くエラーは発生しませんので、それにも該当しないようです。

先週少し時間が空いたので、この件についてネットで落ち着いて調べていたところ、類似の件を発見しました。その記述によると、大きなデータのバックアップ時に発生していたエラーが、バックアップ先のディスクの圧縮を解除すると解消したとのこと。

うちの場合、ディスク全体は圧縮していませんが、バックアップデータを格納するファイルにはNTFSの圧縮属性が付いていした。ひょっとしてこれが原因かと思い、試しに圧縮を解除してしばらく様子を見ました。

その結果、数回のバックアップをおこなっても頻発してたエラーが再現しませんので、やはりこのファイルの圧縮が問題だったようです。

というわけで、バックアップ時の遅延書き込みデータ紛失エラーで悩まされている方で、

  • NTBackup
  • 共有フォルダ
  • 巨大ファイル
  • 圧縮属性

このあたりのキーワードに心当たりのある方は、一度圧縮を解除してみると幸せになれるかもしれません(もちろん、バックアップ先のディスクに十分な空き容量があることは事前に確認してください)。