Headspace無料版を試す
最近、iPhoneで使えるマインドマップが欲しくて、色々物色しています。
候補の1つはもうすぐリリースされそうなiMindMapのiPhone版ですが、もう一つ気になっているものとして、少し前に2ちゃんねるのiMandalArt板で名前の出ていたHeadspaceというソフトがあります。
幸い、Headspaceには無料のLite版があるので、これを少し試してみました。起動してサンプルを表示したのが、以下の画面です。
いじってみてまず分かったのは、これはマインドマッピングのツールではないということです。どちらかというと、カード型の構造メモツールという感じですね。
トップレベルのカードがGroupという名前で、Groupの中に複数のItemを追加することができます。Itemは更に子供を登録して階層化することができます。もちろん、GroupやItemには文字列のラベルを記入することができます。
GroupやItemには、通常画面では表示されないNotesという長文の文字列や、チェックボックスを付加することもできます。更に、GroupやItemはLinkという線で連結することができます。
Linkをうまく使えば、マインドマップ的なデータも作成することができそうです。
また、写真を見れば分かりますが、3D的な表示がこのツールの特徴になっています。Groupの中のItemは普通に縦に並べて表示することもできますが、重ねられたカードのような3D表示にすることもできます。また、マップ全体を3Dモデルのように、ぐるぐる回転させることができます(使い道あまり思いつきませんが^^;)。
あと、有償版ではFreeMindとデータ交換できるようです。ただ、このツールのデータ構造がただのカードとリンクなのでループするリンクなども設定できるのに対して、FreeMindのマインドマップは木構造が前提ですので、そのようなデータが移行できるのかは謎です。
なお、Lite版は1つのサンプルファイルと、ユーザーが自由に操作できる1ファイルの計2ファイルしか扱えないようです。このため、残念ながらLite版には実用性はほぼ無いと思って良いでしょう。
以上、なかなか特徴的なUIとデータ構造を持ったツールです。有償版も350円程度のようですので、もう少し試用して実用に耐えそうなら購入してみようかと思います。