Evernote for Windows 3.5ベータを試す

長年、新版を待ちわびているWindows版クライアントですが、とうとうアルファ版が終わってベータ版が出てきましたね。

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早速インストールしてみましたが、うちの環境ではサーバーとの同期がすぐには成功せず、リリースから2,3日たってやっと同期ができました。ノートの数が2000オーバーと比較的多いので、サーバーの負荷の関係などでエラーになっていたのかもしれません。

ちなみにこのベータ版では、現行バージョンの3.1のDBは引き継げないようです。同期ノートブックは同期すればいいのですが、ローカルノートブックは3.1でエクスポートしてインポートするしか手がありません。エクスポート・インポートはタグの階層が保存されない、更新日がインポート時になるなど、移行方法としては不完全ですので、このあたりが気になる方は正式版リリースを待った方が良いかもしれません。

インターフェースはアルファ版とほとんど同じですが、オプションが増えたり、ノートのタグが直接削除できるようになるなど、細かい点が改善されています。

ただ、ノートリストの列の位置やサイズ、ノートウィンドウを開く位置やサイズ、タグツリーの展開状態など、現行バージョンではアプリを終了しても保存されている情報が、このベータ版では保存されないようです。この点が非常に使いにくく、正式版ではぜひ改善して欲しいものです。

表示速度は実用上問題無いレベルになっています。日本語入力も、少なくともMS-IMEを使った限りでは問題なさそうです。残念ながら、日本語での検索は相変わらず実用レベルに達していません。

長短色々書きましたが、基本的な操作性は現行バージョンよりも自分の使い方には合っていますので、正式版のリリースが待たれます。