Evernoteの検索入力の遅さは先行入力で乗り切れ

バージョン3.5.2で日本語検索がやっとまともに動くようになったEvernote for Windowsですが、動くようになったらなったでまた不満点がでてくるものです。

検索に関して残る不満点の中で最大のものは、検索文字列を入れている途中で検索が動き始めてしまうことではないでしょうか。

これは英単語でもそうですが、日本語の場合はIMEで入力文字を確定していなくても検索が動き出してしまうというおかしな動きになっています(わざとそうしているのか、偶然そうなっているのかわかりませんが)。

反応速度が速ければ、いわゆるインクリメンタル検索として便利に使うこともできるのでしょうが、Evernoteの場合は検索が終わるまで数秒は待たされることが多いので、入力が途中で中断されてイライラしてしまいます。

この点について完全な解決策ではありませんが、一つ気がついたことがあります。それは、入力しかけで検索が動き出しても、実は続けて先行入力ができるということです。

検索が動き出すと、検索入力欄のカーソルの点滅が止まって処理が終わるまで完全にフリーズしているように見えます。しかし、かまわず続けてキーを打ち込むと、実はちゃんと入力は受け付けられているのです。

これに気がついてからは、Evernoteの反応にかまわず検索文字を一気に入力するようになりました。こうしておけば、あとは結果が出るのを待つだけです。

フィードバックが無いのでさすがに長文の入力はつらいですが、検索で長文を打つことはまずありませんので、それほど支障はありません。検索動作に不満を持っていた方は、一度試してみてください。

Evernote for Windows アップデート一段落

先週まで怒涛のアップデートが続いたEvernote for Windowsですが、やっと落ち着きましたね。最新バージョン3.5.2.1697は公式ページでも公開されていますので、日本語対応も一応これで正式版ということでしょうか。3.5.2.1588から動き出した日本語の検索も引き続きまともなようで、一安心です。

あとオプションで、クリッップしたノートを格納する場所が指定可能になっていますね。うちでは今のところデフォルトのままですが、ノートブックを公開している人などは、クリップしたノートを不注意で公開してしまったりするのを防ぐ場合に便利そうです。

3.5.2は全体的におおむね良い方向に改善されていますが、3.1世代に比べて一点困った点に気がつきました。それは、タグ割付のダイアログが無くなってしまったことです。

普段のタグ付けはドラッグ&ドロップや直接入力で行っているので支障はないのですが、問題はタグの統合や削除などのリストラ時です。タグのリストラ時は通常、複数のノートを選択してタグを削除したり割り付けたりしますが、このときにタグ割付ダイアログを利用していました。

このダイアログが無くなってしまった現在、一括割付はノートを複数選択してタグをドロップでもできるのでまだいいのですが、複数のノートから一括してタグを削除する手段が無くなってしまいました。

今のところこの点については、タグそのものを削除するか、ノートを1つ1つ選択してタグを削除していく以外、代替手段は見つけられていません。可能ならタグ割付ダイアログは復活させて欲しいところです。

書籍「生命保険のカラクリ」無料ダウンロード

以下の記事で「生命保険のカラクリ」という書籍のPDFが一冊丸ごと無料でダウンロードできるのを知って、早速ダウンロードしてみました(ただし4月15日まで)。

 書籍は「フリー」になるか: 生命保険 立ち上げ日誌

記事を読むとこの無料公開は、生命保険の売り手と買い手との知識のギャップが大きいことに危惧を抱く著者が、より多くの人に読んでもらいたいという強い思いで出版元の文芸春秋社に働きかけて実現した特例のようです。

それにしても、先日発表された日経新聞のネット版が有料でしかも紙媒体より高い値段であったのには驚きましたが、その一方でこういう無料配布の例も出てきて、新聞・出版業界もいよいよ転換期にきているようですね。

個人的には、少なくとも紙媒体より高い電子媒体はまず成功しないと思いますが。

さて、落としたPDFファイルはiPhoneに転送してGood Readerで読んでみました。青空文庫以外の本格的な書籍PDFをiPhoneで読むのは初めてでしたが、1ページ全面を画面に表示すると文字が小さくなりすぎて困りました。文字のある部分がぎりぎり画面に入るくらいに微妙に倍率を上げれば、何とか読むことができるという感じです(もちろんもっと倍率をあげることはできるのですが、そうすると今度はスクロールが面倒になります)。

内容については、自分にとってそれほど目新しいトピックはありませんでした(実は数年前に既に定期特約部分は解約し、加入時期的にお宝保険となっていた終身保険だけ残すという生命保険のリストラを行っています)。ただ、随所に表や図が引用されて論拠が示されているのは好印象です。

期間限定ながら無料で読めますので、今生命保険への加入を勧められている人や、加入してからまだ間もない人など、特に若い世代の人はご一読することをお勧めします。早く手を打つほど経費が節減できますので(おそらく、やるかやらないかで後々車1台分くらいは平気で差が出ます)。

Evernote for Windows 3.5.2.1588インストール

自宅のWindowsノートのEvernoteで更新の通知が出ましたので、インストールしてみました。バージョンは3.5.2.1588です。

公式ページでダウンロードできるバージョンはまだ3.5.1.1410のままのようなので、オプションで「利用可能な更新にプリリースバージョンも含める」を選択している場合だけ通知されるプリリースバージョンでしょうか。

外見上、大きな変化は無いですが、ドラッグ&ドロップでノートにタグを付ける場合に、ノートのペインにタグをドロップできるようになったのがありがたいですね(3.1世代ではできていましたが、3.5.1ではノートリストにしかドロップできなかった)。

あと、日本語の検索が、またかなりまともに動くようになっているようです。日本語語句をダブルクォーテーションで囲む必要もありません。日本語で絞り込んででてきたリストのどのノートを見ても、ちゃんと検索語句がハイライトで表示されて、なかなか気持ちが良いです(今度はWeb版の日本語検索がなぜか動かなくなっているようですが)。

日本語については、検索の動作がコロコロ変ったり、日本語訳に少し怪しい部分があったりと悩ましいことも多いですが、着実に進歩は続いているようで安心しました。

FireFoxでEvernote Web版を簡単に検索する方法

以下の公式ブログで紹介されていた事なので読んだ人も多いと思いますが、思いの外便利だったのでご紹介します。

 Evernote Blog

この方法を使うと、Evernote Web版クライアントの画面を開いていなくても、ブラウザから直接Evernoteを検索することができます。

元記事はGoogle Chrome向けの記述がメインですが、うちではまだChromeは使っていないので、後半で補足的に述べられていたFireFoxの設定を使ってみました。

手順としては、まず以下の内容でブックマークを登録します。

例えば、うちでは以下のように登録しました。

名前は任意で結構です。キーワードも自分で覚えやすく、打ちやすいものにすればOKです。

このブックマークを登録後、ブラウザのアドレス入力欄に「検索用キーワード 検索語句」と入力して実行すれば、Evernoteを検索語句で検索した結果の画面にジャンプします。例えば上の画像の例でiPhoneを検索するには、アドレス入力欄に「ens iPhone」と入力します。

Windows版クライアントの検索機能がまだ不完全な現在、Web版の検索機能に頼ることも多いですが、この方法を使えば、一旦Evernoteのホーム画面を開いてから検索するという手間を省いて、いつでも任意の検索を行うことができます。

iMindMap for iPhone いよいよ登場か

「winとMaciMindMap」さんでこんな情報が。

  iMindMap for iPhone は 2月18日(木) リリース!

もうほとんど忘れかけていましたが、いよいよ出るんですかね、iMindMap for iPhone。しかも無料?

本当にそうだとしたら、PC版のiMindMapへのデータ移行パスを持たせて、そちらで回収するというビジネスモデルでしょうか。

既にWindows版のiMindMapを持っている身としては、なおさら楽しみです。最近あまり使っていませんでしたが、iPhone版のインターフェースが良ければ、PC版も一躍現役に復帰するかもしれません。

いずれにしても、2月18日は注目です(後数分で当日になってしまいますが)。

Evernoteに溜めた記事の取り扱い変更

最近、後で読もうと思ってEvernoteに入れた記事が溜まり気味です。すでに残留数が200個を超え、一番古いものは去年11月頃のものが残っています。

この状況をうけて、Evernoteに溜める記事の取り扱いを少し変更し始めています。

1つは記事の収集についてですが、前は毎日のように自分でニュースサイトなどを回って記事を集めていましたが、最近は はてぶ のホットエントリーやTwitterで話題になっているものなど、主に人が選別したものから間接的に選ぶようになりました。

当然記事の一次選別が他人任せになってしまいますが、自分でこれはと思ったものは大抵Twitterなどでも話題になることが多いので、手間も考えてこう見切りました。そもそも、Web記事の1つや2つ、見逃しても大勢に影響はないという開き直りの部分もあります。

もう一つは溜めた記事の読み方ですが、以前は普通に古いものから順に消化していました。しかし最近、新しいものから読むように順番を変更しました。

これは古いものから順に読もうとすると、残留数が心理的負担になってなかなか読む気が起きないのと、記事の価値的に数ヶ月前のものと最近のもでは、やはり最近のものの方が現在の自分にとっては価値がある可能性が高い、との判断からです。

実際、溜めている古い記事を見返してみると、クリップした時点では必要性を感じていたにもかかわらず、今となってはもうこれは読まなくていいや、と思うものがちらほら出てきます。時間がフィルタリングしてくれている、とでもいうのでしょうか。

まああとは、古いものを後回しにしてもEvernote上から消えるわけではないので、時間があればいつでも読めるという安心感があっての見切りでもあります。

Evernoteのおかげで情報はいくらでも簡単に溜められるようになりましたが、はやり情報は活用してこそ意味があります。時には、こういう情報収集ならびに消化の手間をスリム化し、本当に価値ある情報に時間を回すことも必要かと思います。