AutoPagerサイト設定の追加

ブログコメントでAutoPagerをご紹介いただいて使い始めて以来、今では手放せないツールになりました。しかし、最近よく見るサイトで自動ページングされないものがあり、Evernoteへの取り込みなどで不便な思いをする場合が出てきました。

そこで、AutoPagerへの手動でのサイト設定追加に挑戦したところ、思ったよりも簡単に追加することができました。ネット上でもあまりまとまった情報がないようなので、ここで手順を簡単にまとめておきます。

まず、サイト設定したいページを表示した状態で、FireFox右下のAutoPagerのアイコンを右クリックし、出てきたポップアップメニューから「サイトウィザード」を選択します。

すると、画面が分割され、左側に「AutoPager サイト設定 作業場」というペインが開きます。この中のツールバーの以下のアイコンを使用して、ページングしたいサイトの設定を定義していきます

まず1番のアイコンを選んで、ページングする情報の領域を定義します。アイコンを押し、右側のページのペインでマウスカーソルを動かすと、カーソルを含む領域がオレンジ色の枠で囲まれて表示されます。ここでwキーで枠を広げ、nキーで狭めることができます。

カーソルとキーを使って、ちょうとAutoPagerにページングさせたい領域を選択します。ここで枠内には最初のページのタイトル部分は入れないようにします。入れてしまうと、2ページ目以降で毎回同じタイトルが表示されてしまいます。

うまく枠が定まったら、マウスでクリックするとその領域のXPath定義が「Content XPath」というタブに取り込まれます。

同じように2番のアイコンで、ページを次ページに進めるためのリンクの領域を選択します。そこをマウスでクリックすると、その領域のXPath定義が「Link XPath」というタブに取り込まれます。

基本的には、この2つで設定は終了です。3番のアイコンを押して定義を保存し、ページングしたいページを再ロードしてうまく2ページ目以降が読み込まれるか確認します。

これで正常に動作すれば作業終了ですが、うまく動かなかった場合はXPath定義を調整することになります。細かい設定を行うためには直接XPath定義をいじる必要がありそうですが、「Content XPath」「Link XPath」のタブにはいくつかの定義の候補がリスト表示されていますので、とりあえずこの中から選択してみるのがよいでしょう。

リストから候補を選択すると、該当する領域がオレンジ色の枠で表示されます。候補を選択して設定を保存し、再度動作を確認します。

どうしても設定がうまくいかなかった場合には、右下のアイコンのポップアップメニューから「設定の管理」を選び、出てきたURLパターンのツリーの中の先頭にあるautopager.xmlの下にユーザー定義したサイト設定がありますので、この中から今定義した項目を選んで「除去」ボタンを押すことで定義を削除することができます。

文書で書くと長いですが、やってみると意外に簡単です。お気に入りのサイトでAutoPagerがうまく動かない、とお悩みの方は一度挑戦してみてください。