ノートブックとタグの使い分け 自分の場合

最近リリースされたシゴタノの以下の記事が、Evernoteユーザーの間でかなり注目されているみたいですね。

 Evernote ユーザーの誰もがぶつかる、ノートブックとタグの使い分け | シゴタノ!

私も読ませてもらってなるほどと思いましたが、これと比較することで自分のノートブックとタグの使い方がより明確に見えてきたような気がします。

自分の場合、ノートブックとタグ両方をカテゴリ分けに使うと混乱しますので、ノートの内容によるカテゴリ分け・属性付けはタグに一任しています。これのおかげで既にタグが300個を超えました。

ではノートブックは何に使っているかというと、明確に意識はしていなかったのですが、自分がノートに対して行うアクションに応じてノートブックを作る傾向があるようです。

例えば

  • 未分類のノートをとりあえず放り込む場所→Inbox
  • 後で読む記事→Later
  • 頻繁に読み返したいノート置き場→Favorite
  • 処理し終わったノートの保管場所→Stock
  • ブログに書くネタ→Blog

という感じです。

あと、自分が常時情報収集を心がけたい事の専用ノートブックを作ったり、旅行にいく場合にそれ関係の情報を集めるノートブックを作ったりすることもあります。これらの場合は、情報収集や旅行が終わったらノートブック内のノートにまとめてそれなりのタグを付け、保存用のノートブックに移動してノートブック自体は削除します。

これらにより、ノートはInboxや専用ノートブックに入ってきて、すぐに読まない場合はLaterに移動、読んだり編集・使用が終わったらタグ付けしてStockに移動、というように状態に応じてノートブック間を渡り歩いていくことになります。

Evernoteでは、ノートのノートブック間移動のほうがタグの付け替えよりもやりやすい設計になっていますので、ノートに対して行うべきアクションに応じてノートブック間で移動していく、というのはそれなりに合理的な手法ではないかと思っています。

Evernoteが重い場合の対策試行

Windows版のEvernoteを使っていると、ファイルアクセスが頻発してノートの切り替えが遅かったり、ポップアップメニューがなかなか開かなかったりする場合があります。

重いアプリを裏で実行している場合に多いようなので、他のアプリにメモリを取られ、EvernoteのデータベースファイルがWindowsのファイルキャッシュから追い出されているのが原因ではないかと予想しています。

前からこれを何とかできないかと考えていたのですが、とりあえずファイルをキャッシュに乗せるだけなら、とにかくデータベースファイルへの読み込みが発生すればよいのではないか、ということで試してみました。

まず最初に考えたのは、単純にEvernoteのデータベースファイルをコピーしてみるという方法です。Windowsコマンドラインで書くと、例えばこんな感じです。

copy C:\Evernote\Evernote35\Databases\xxx.exb c:\temp\dummy.tmp
del c:\temp\dummy.tmp

このようなコマンドをバッチファイルに書いてEvernoteが重い状態で実行してみたところ、確かに実行後はEvernoteクライアントのファイルアクセスが減少し、効果は見られるようでした。

ただ、copyコマンドの直後にコピー先のファイルを消していることでもわかるように、ファイルアクセスするだけのために同じ内容のファイルをもう1つ作るのはいかにも無駄です。

要はファイル全体をリードできればよいわけで、プログラムを組めばそのような処理は簡単にできますが、この程度の試行でそこまでするのも大袈裟です。そこで少し調べてみたところ、Windowsには「nul」というデバイスがあることが分かりました。

これは出力デバイスでデータを書きこむことができますが、書き込まれたデータは全て無視されるという特殊なデバイスです。主に、メッセージを出力するコマンドを実行する時にそのメッセージをユーザーに見せたくない場合などに、コマンドの出力をリダイレクトして出力されないようにする、というような用途が主目的のようです。

このnulデバイスを使用して前出のコマンドを書きなおすと、以下のようになります。

copy C:\Evernote\Evernote35\Databases\xxx.exb nul

処理は非常にスッキリしました。また、実行しても発生するIOは読み込みのみで書き込みが発生しませんので、システム負荷的にも優しいです。

残る問題は、いかに読み込みのみとはいえDBファイル全体を読み込みますので、処理が終わるまでしばらく時間がかかることです。ちなみにうちの場合、DBファイルは1GBを超えていますので、実行し終わるまでに2〜3分程度かかります。

ただ実行を開始してからしばらくたつと、まだ実行中でもEvernoteクライアントは意外とサクサク動くことがわかりましたので、このコマンドをバッチファイルにして、Evernoteが重く感じたら実行してみる、というこでしばらく運用してみようかと思います。

なお、この方法はDBファイルに直接アクセスするという荒業を使っていますので、万一データなどに異常が発生しても文句は言えません。もし試してみようという方がおられましたら、ファイルのバックアップを取るなどデータの保全には十分に注意を払ったうえでお試しください。

Evernoteで書式が崩れた場合の調査方法

またnanapiにEvernoteネタを1つ投下しました。

 http://r.nanapi.jp/1974/

よろしければ、御覧になってみて下さい。

Evernote Windows版は3.5.3になってからどうもノートの内容の動きが少し怪しいようですが、うちでもノートの2行を連結しても開き直すと2行に戻っている、という現象が発生しました。

上記の手法でノートの内容を調べたところ、該当箇所でdivタグが2重に展開されていることが原因のようで、一旦コピーして「書式設定なしで貼り付け」を実行することで回避できました(この問題は3.5.3の最新版では再現しなくなっているようですが)。

また、この手法はこの部分のフォントは何になっているんだ?、というような疑問がわいたときにも使用でします。

Evernoteでノートの内容が気になったら、一度使ってみてください。

Google Chrome導入

最近、どうもFireFoxが重いと感じる機会が増えてきましたので、とうとう軽いと評判のGoogle Chromeの導入に踏み切りました。

ブラウザとしての基本的な動作に問題はないものの、やはり常用しているサービスを不自由なく使うには拡張機能の導入が不可欠のようです。

とりあえず最低限のものとして、以下のExtensionを導入しました。

  • AutoPagerize for Chrome
  • IE Tab
    • Chrome内で特定タブをIEレンダリングエンジンで表示します。Chromeでうまく動かないページなどで使用しますが、いまのところそれほどお世話になっていません。
  • Google bookmarks
    • ChromeGoogle製のくせにGoogleブックマークに標準で対応していないんですね。これを導入してなんとか使えるようになりました。
  • Clip to Evernote
    • EvernoteのWebクリッパー。もはやEvernoteは手放せないので導入しましたが、サーバーに格納にいくので反応が1テンポ遅れます。通常は「Win+A」のショートカットでクリップした方が良さそうです。ただし、クリップ時にタグやコメントを指定できるのは便利です。

肝心の性能の方は、確かにFireFoxよりもサクサク動きますね。タスクマネージャなどでプロセスを見ると、タブ毎なのか大量のプロセスが起動していて決してトータルのメモリ使用量は少なくなさそうですが、GoogleがWebアプリのプラットホームとして開発しているだけあって、かなりチューニングされているようです。

nanapiにEvernote関連記事 投稿

以下のブログで、HowTo投稿サイト nanapiEvernoteの記事を募集するキャンペーンをやっているのを知りました。

 http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/51020660.html

nanapiを見てみると、既にいくつかEvernoteに関するレシピが投稿されていて、参照数もかなり上がっているようです。

4月15日時点で参照数が上位に入っていればAmazonのギフト券がもらえるようですし、HowToはこのブログに書くよりよほど多くの人に見てもらえそうなので、うちでも先週からこの週末にかけて2件ほどレシピを投稿してみました。

このブログにはまだ書いていないネタです。よろしければ、見てみてください。

さてこのnanapiですが、記事を書いてみるまではよくある投稿サイトの1つだと思っていました。しかし、実際にはかなり特徴があるようですね。

まず1つの記事について、1度投稿してしまったら終りではなくて随時編集できますし、読者がコメントも付けられます。このあたりはブログに近いイメージですね。

また驚いたのは、記事を編集できるのが最初の作者だけではなくて、他の会員も編集可能ということです。このあたりはWikipediaに近いイメージでしょうか。

ただし、ブログのように投稿した記事がなんでもかんでも即公開されるわけではなくて、一応編集でチェックされるまで正式には公開されないようになっています。このあたりは、HowToサイトとして最低限の品質を維持するための工夫でしょうか。

全体的に、参加者の自由と参照者の利便性を損なわないための統制をうまい具合にバランスさせる工夫がしてあるように思います。既存の仕組みの良いところを取り入れながら、こういう新しいサービスを生み出す発想には感心します。

キャンペーンが終わった後も、HowTo系の情報はこちらに投稿してみようかと思ったりしています。

プレミアムアカウント2年目の謎

実は1年前の昨日、3月22日がEvernoteのプレミアムアカウントを始めた日でした。従って、今日からは2年目に突入ということになります。

これに先立ち、2年目からは支払いをクレジットカードにしようと、先週PayPalの払いの停止を行おうとしました。ところが先週の段階でEvernoeのアカウントページを確認したところ、既にサービスの期間が2011年3月22日まで延長されていたのでした。

いつ延長されたのかよくわかりませんが、22日以前であったことは確かです。まあ仕方がないかと、PayPalのホームページで定期支払い停止の手続きだけしましたが、今日になっても今年分がPayPalからEvernoteに送金された気配もなく、支払いがどうなっているのか良くわからない状況になってしまいました。

プレミアムアカウントにお金を払うこと自体には全然異存はないのですが、こういうとき日本語で問合せできない外国のサービスはちょっと歯がゆいですね。

支払い方法の変更など考えておられる方は、早めに手続きすることをお勧めします。

Evernote eメールで登録時のノートブック・タグ指定

Evernoteへのeメールでの登録時に、とうとうノートブックやタグが指定できるようになりましたね。詳細は以下の公式ブログで。

 Evernote Blog

やり方は簡単で、送信するメールのタイトルに「@ノートブック名」や「#タグ名」を付加するだけです。

ただし、存在するノートブックやタグしか指定できないとのこと(つまりこれで新しいノートブックやタグは作れない)。

これはいいと、以前に書きました

 Evernoteで日時指定付きのTODO項目を管理する

Yahoo!カレンダーの予定に登録しているTODO項目に早速「#TODO」の記述を追加してみました。

しかし、Yahoo!カレンダーが送信するリマインダーメールでは、タイトルの末尾に勝手に日付・時刻が追加されるので、タグ指定として認識されませんでした。この指定が効くのは、メールタイトルの末尾に指定してある場合だけのようです。残念。