通常のUSB CDドライブを使用したVAIO-U1のリカバリ方法
うちにはマイクロPCの先駆けとなったソニーのVAIO-U1(PCG-U1)の初期型が転がっています。ただし、OSクラッシュで久しく停止したままの状態となっています。というのも、リカバリCDはあるものの、この世代のU1は純正のCDドライブでしかリカバリが動かないためです。
長らく何とか手持ちの機材でリカバリできないかと試行錯誤してきましたが、今回なんとか成功しましたので、その手順をメモとして残します。ただし、リカバリディスクの他にWindows2000のインストールディスクを使いますので、それを持っている方限定です(ひょっとしたら他のWindowsでもできるかもしれませんが)。
- USB CDドライブを認識するDOSブートFDを作ります
- ここは手持ちのものを使いましたので、細かい手順は覚えていません。ネットを検索すれば結構情報はあるはずです。
- FDでブートしてFDISKコマンドでHDDに2つのパーティションを作成します
- 1つ目はリカバリを行う領域。2つ目はリカバリプログラムを動かすためにWindows2000をインストールする領域です。サイズは、今回は15GBと5GBにしました。2つ目は後で消しますので、適当でいいです。
- FDISKコマンドで1つめのパーティションをActiveに設定します
- これをしないと、Windows2000のインストーラーがHDD起動フェーズに移った後、動きません。
- Windows2000インストールディスクが古く、SPが当たっていない場合はSP入りのCDを作成します
- Windows2000インストールを始める前にsmartdrv.exeを起動します。
- これがあるとキャッシュが効いてインストールが速くなります。起動するには、FDのCONFIG.SYSでHIMEM.SYSを組み込んでおく必要があります。
- Windows2000インストールディスクのi386フォルダにあるwinnt.exeを起動します。
- これでWindows2000のインストーラが起動します。ファイルコピー後、HDD起動に切り替わった後でどのパティションにインストールするか聞かれますので、2つ目を選びます。
- インストールしたWindows2000を起動し、リカバリディスク3枚目にあるSony Shared Libraryをインストールします。
- DiskPart.exeをインストールします。
- リカバリプログラムを実行します。
- Windows2000上でリカバリディスク1枚目のSONYフォルダにあるRECOVERY.EXEを実行します。推奨の選択肢を選び、メッセージに応じて順次CDを交換していきます。
- リカバリしたWindwosXPの起動確認。
- Windows2000をインストールしたパーティションを削除します。
以上です。